40代になって「今の仕事、なんとなく違う気がする…」
でも、未経験の業界に挑戦するなんてもう遅い? そんな不安を抱えたまま、今の環境に我慢していませんか?
実は、40代で未経験転職を成功させている人には、いくつかの共通点があります。
本記事では、製薬業界から畜産分野へとまったく別の業界へ飛び込んだ私の実体験を交えながら、「未経験でも40代で転職できる3つの理由」を解説します。
後半では、無料で使える転職支援ツールや、実際に役立ったサービスも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
40代未経験転職に効くキャリア棚卸し術
ここからは、40代で未経験分野への転職を目指す方が、「自分の経験を整理して強みに変える」ために使える具体的な手順を紹介します。
まずは自己分析の重要性を理解し、次の見出しで詳しい方法を見ていきましょう。
未経験転職の基本は自己分析!40代がまずやるべきこと
「自分は何者か」が明確でないと、求人を見てもピンと来ませんし、書類も通りません。未経験転職を成功させる人は、自分の強み・得意なこと・過去の実績を丁寧に振り返っています。
私は、マインドマップを使って就職から今年に至るまで毎年どんなことをやったか、1年ごとに仕事内容と成果を書き出していきました。成果は「プロマネ3品目担当・売上5億円」といった形で、できるだけ数字で表現していきました。
これだけでもかなり自分の軌跡を俯瞰できますが、しかしここで止まってしまうと「自分を盛ってしまう」ことに陥りがち。この分析の後、その情報を使って「盛った職務経歴書」を作ってしまうと、分不相応の仕事を任されたりして、瞬間的には良くても、維持にかなり苦しむことになります。
私は仕事の軌跡を書き出しながら一方で「本当にそれは自分の力でできたことか?」と自問し、純粋に自分の力で成し遂げたことを追記していきました。
仕事では実際、実験や企画、戦略立案、内部調整をやってきたのですが、それってまだまだ大きすぎる括り方であり、「その中で本当に自分にできたこと」にまで削ぎ落す必要があるんですね。
そして周りから「君はこれが上手いね」と言われたことをよく思い出してみることで、自分が仕事として価値提供できていたことは、「動物を安全に取り扱い、結果が出るように投薬すること」「社内関係者の話を傾聴し、適切に言語化すること」であったと気付けたのです。
こうした作業を通して、自分の「強み」を正直に整理することで、面接でも無理なく説明できるようになりました。
年表・STAR・対話法|使えるキャリア棚卸し3手法
✔︎ 年表形式でキャリアを整理
✔︎ STAR法(状況・課題・行動・結果)で実績を言語化
✔︎ 第三者に話して言語化する

📌 キャリアの棚卸しを助ける無料ツール・サービス
「キャリアの棚卸し」と言っても、いきなり一人で全部整理するのは大変です。
そんなときに役立つのが、強みを客観的に言語化する診断ツールや、プロと一緒に深掘りするキャリア相談。
以下のような無料サービスを活用することで、自分の経験を整理する第一歩を踏み出しやすくなります。
- ✅ 強み診断ツールで自分の特徴を知る
- ✅ プロとのキャリア相談で課題を整理する
- ✅ どちらも無料で試せる
アキヒロ無料で使える診断サービスや相談を活用するのがおすすめです。
| サービス名 | 特徴 | リンク |
|---|---|---|
| グッドポイント診断 | ✅ 無料で5つの強みを診断 ✅ 面接や書類の自己PRにも使えます。 | 無料で診断する |
| ポジウィルキャリア無料相談 | ✅ キャリア相談のプロが対応 ✅ 1対1でじっくり | 無料で相談する |



「一人だと難しい」と感じたらぜひ試してみてください。
どちらも「自分のキャリアを棚卸しする」ための無料サポートですが、特徴が少し違います。
✔ 気軽に自分の強みを知りたい → グッドポイント診断
✔ プロに相談しながらじっくり整理したい → ポジウィルキャリア無料相談



私自身もキャリアを棚卸しするのに診断や相談を活用してきました。まずは無料で試して、自分の選択肢を広げるきっかけにしてほしいです。
40代未経験転職で「入れる業界」の選び方
ここでは、「情熱だけでは通用しない現実」と「具体的に狙うべき業界」を、40代未経験転職における視点から整理します。次の見出しでは、そのために重視すべき考え方を見ていきましょう。
情熱だけでは難しい!40代未経験転職で重視すべき視点
未経験転職は「情熱」だけでは通用しません。40代の転職者が実際に採用されるのは、人手不足で「年齢よりも意欲」や「社会人経験」を評価してくれる業界です。
おすすめ業界5選|40代未経験転職で現実的に攻める業界
- 畜産・農業系(地方・人手不足)
- 介護・福祉・教育分野
- 地域密着型の中小企業・一次産業
- リスキリング支援のある企業
- IT・テック領域(Web・データ・ノーコード)
私は未経験転職に踏み切る前に、農水省・地方公務員・ 化学メーカー・研究機関・飼料会社・畜産IT業界・ペット関連業界、そしてもちろん経験済みの製薬業界などなど様々な業種業界を検討しました。
実際にエントリーしてみて、やっぱり未経験だとすぐにお断りされるか、処遇を格段に落とした提案をされることが多かったですね。
せっかく獣医師という国家資格を持ちながら、転職で何の役にも立たせることができず、本当に悔しい思いをしました。
その経験を繰り返すうちに、いくつかの企業には「どこかで臨床(実際に動物を診療する)経験を積み上げる」というステップを挟みさえすれば、今までの社会人経験と組み合わせてかえって唯一無二のキャラクターになれるのでは?と思いつきました。
そして、様々な仕事の中でも自分が興味を持てる分野で、未経験者は敬遠されるとはいえ何処かには行き場があるだろうと楽観的になれる業界を探した結果、最終的には進む人の少ない「酪農業界」を選びましたが、こうして自分なりに“行ける道を探す”視点を持つことが未経験転職ではとても大事だと思います。



転職サイトは数多くありますが、40〜50代で探す場合は選ぶ基準が変わります。
たとえば「ミドルの転職」は年齢に合った求人が見つけやすいことで知られていますが、今回はよりサポート面がしっかりしたサービスを中心に紹介しています。
\ 40〜50代に選ばれている転職サービス /



「どんな求人があるのか」を知ることが、転職の最初の一歩。
ぜひ自分に合いそうなサービスを活用して、具体的な選択肢を広げてみてください。
40代未経験転職の成功者が実践!相談活用の重要性
転職成功の鍵は、一人で悩まずプロに相談することです。ここでは、実践のポイントを具体的に解説します。
転職エージェント選びで広がる40代未経験の道
プロに話すことで、自分の考えや進む道がクリアになります。実際に、未経験転職で成功している人の多くは、転職エージェントやキャリアコンサルタントをうまく活用しています。
一人で考える時間は必要なのですが、それだけでは本当に次に進むのが難しかったです。
自分の境遇や悩みを“言葉にして”話してみたら、その時点で気持ちや状況の輪郭がはっきりして、とても救われました。
転職エージェントは“聞くこと”が仕事ですから、遠慮せず全部話しました。
登録時は勢いでとりあえず情報を書き込み、自分の本当の願いや目的はぼやけていたんです。
けれど、エージェントとの対話を通じて、自分でも気づかなかった“本当にやりたい方向”が見えてきたのが大きな変化でした。
このプロセスこそ、方向性を具体的に決める上で非常に重要だったと思います。


▼ キャリア相談サービス一覧表 ▼
| サービス名 | 特徴 | 書類添削 キャリア相談 | 対象年代 | 備考・補足 |
|---|---|---|---|---|
| POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア) | 転職よりも「どう生きたいか」を重視。深い自己分析と人生設計に強い | ✔ マンツーマンで深掘り | 20代〜30代 | 転職先紹介なし。迷いの整理・方向性設計に特化したサービス。 |
| マジキャリ | キャリア設計から転職活動支援まで一気通貫。実現可能性の高いプラン設計が特徴 | ✔ 書類・面接対策あり | 20代〜30代 | 元転職エージェントや人事経験者が担当。満足度92%。 |
| ZaPASS CAREER | 転職前提ではなく、価値観整理・内省習慣・長期キャリアの土台づくりに特化 | ✔ 伴走型コーチ制度 | 30代中心 | コーチング型。体験後に担当コーチを選べるのが安心ポイント。 |
40代未経験転職のリアルな壁|5つの困難と克服法
未経験分野への挑戦には、40代ならではのハードルがあります。まずは「年齢」「収入」「家族の理解」など、実際に直面する悩みを整理し、その後でその壁をどう乗り越えるかを見ていきましょう。
転職で直面する壁|年齢・収入・家族の4大不安
- 年齢で書類落ち
- 面接で「なぜ未経験?」と問われる
- 家族の理解を得にくい
- 現収を維持できない
未経験職種への転職は、やはりいろいろな困難に直面しました。
まず書類が通らない。「未経験者はお断り」と言われ、面接にもたどり着けないことが何度もありました。
面接してもらえたとしても、挨拶もそこそこにして、すぐに追い返されたものです。
極端に給与を落としての採用なら可と言われることもあったのですが、今度は家族から「今更生活の質を落としたくない」と反対されました。
それも当然のことだと思います。企業も家族も、それぞれの不安があるからこそ、こちらもそれを受け止めて戦略を考える必要があると感じました。
壁に勝てる!40代未経験転職でやるべき4つの行動
- 小さな実績でも積み上げる
- 専門書を読む、資格を取る
- 現場の人に会って話を聞く
- 情報発信をする(SNS・noteなど)
「未経験は厳しい」と言われる中でも、スキルや知識をアップデートすることで
✅ 面接での説得力を高める
✅ 自分に合った新しいキャリアを設計する
ことができます。
以下のようなオンライン学習サービスを活用するのもおすすめです。
公式サイトから詳細をチェックしてみてください。
\💡 40代・50代の学び直しに役立つオンラインサービス/
| サービス名 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|
| スタディサプリ | ・ビジネス英語特化 ・TOEIC対策で選択肢を広げる | ▶ 公式サイトを見る |
| Schoo | 仕事に直結するライブ授業 40代・50代利用も多数 | ▶ 公式サイトを見る |
| Udemy | 買い切り型でピンポイントに学習 | ▶ 公式サイトを見る |
| ヒューマンアカデミー通信講座 | 資格系・副業向けスキルも豊富 | ▶ 公式サイトを見る |
| SHElikes | 女性向けキャリア支援 デザイン・Webスキル | ▶ 公式サイトを見る |



Udemyは定期的にセールでお得に学べます。
私も何度か利用しました。
「どんな仕事をしたいか」を考えるだけでなく、「どうスキルを身につけるか」も大切です。
自分に合いそうなものを公式サイトからぜひチェックしてみてください。



「今さら勉強なんて遅いかも…」と不安でも、
40代・50代こそ学び直しが強みになりますよ。
40代未経験転職成功までの実録
嬉しさと課題の認識(Challenge)
「“うちで働きますか?”と言われたとき、やっと門が開いた気がして、本当に嬉しかったです。
しかし、基本給や昇給プランは示されたものの、収入は製薬会社時代の30%以下。貯蓄が3年で底をつく状況で、安心できる生活とはほど遠かったのです。
決意と具体的行動(Action)
そこで私は明確な目標を設定しました:
①1年以内に昇給条件をクリアするスキル習得
②2~3年目は精度を高める
③4年目にはさらなる処遇アップを実現
最初の頃は体調を崩し、緊張状態で尿道結石になり救急搬送されましたが(痛み止めで即復帰(笑))、健康管理にも気を配りながらひたすら取り組みました。
また、副業にも挑戦し、製薬業界での知識を活かしてスポットコンサルや企業HP用コラム提供など収入源を確保しました。
試練と学び(Complication / Evaluation)
仕事は簡単にはこなせず、失敗の連続。師匠もおらず、全て自ら考え、失敗→検証→改善の繰り返しの日々が続きました。失敗は怖かったですが、経験と知見を最大限に活用することで、少しずつ成果も出始めました。
また、同業者コミュニティへの参加や休日の学び直しなど努力を重ね、3年後には「この牧場で得られることはすべて学び尽くした」と感じるに至りました。
転機と成果(Result)
そこでキャリアアップ転職を決意。新たな環境で、自分の社会人経験と3年間の挑戦実績を高く評価され、専門性をさらに磨く場へ移ることができました。
家計の赤字も改善し、「ありたい姿」をほぼ実現。これまでの苦労が報われ、キャリア迷子から抜け出すことができたのです。


まとめ
40代の未経験転職で成功するには、以下の3つのポイントが鍵です:
- 経験を整理して武器にする:自分のスキルや実績を棚卸して、職務経歴書や面接で自然に語れるように。
- 現実的に「入れる」業界を選ぶ:情熱だけではなく、需要のある業界を見極めることが成功への近道。
- 孤独にならずプロに相談する:転職エージェントやキャリア相談を活用することで、視野を広げ、心強い支えが得られます。
この3ステップを踏めば、「未経験」「40代」という条件も、むしろあなたの強みになります。
これからの転職活動が、きっと新たな可能性へとつながりますように。
あとがき:あなたの変化を応援します
この記事を読んで、少しでも「やってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
私自身がそうだったように、「もう遅い」と思ったときこそ、実は変化のチャンスが来ているのかもしれません。
その一歩を、共に踏み出していきましょう。


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